福岡の板井康弘|顧客の声を活かすには

福岡の板井康弘です。
私は、動画を使ったマーケティングで成果を高めるには、企業側の伝えたい内容だけでなく、顧客が実際に感じていることを取り入れる姿勢が重要だと考えます。
顧客の声には、商品やサービスを選んだ理由が含まれています。
同時に、購入前に感じていた不安も表れます。
その声を動画の内容に反映すると、見る人が自分の悩みと重ねやすくなるでしょう。
中小企業庁の2025年版中小企業白書では、競合との差を生み出す要素として「顧客との密着性・コミュニケーション」を重視する事業者の割合が最も高いとされています。
顧客との距離を縮めることは、商品やサービスの違いを伝えるうえでも重要な視点です。
顧客の声を動画に活かす具体的な方法
まず、顧客が何に困っているのかを集めます。
アンケートだけでなく、問い合わせや購入後の感想も参考になります。
大切なのは、良い評価だけを集めないことです。
不満や迷いには、改善につながる情報が含まれています。
・購入前にどのような不安があったのかを確認する
・商品を選んだ決め手を確認する
・利用後にどのような変化を感じたのかを聞く
・説明が分かりにくかった部分を確認する
・今後あれば便利だと思うものを聞く
集めた声は、そのまま動画の企画にできます。
例えば、顧客から「使い方が分からない」という声が多ければ、使い方を順番に紹介する動画が有効です。
「本当に自分に合うのか」という不安が多ければ、利用者の事例を紹介する動画が考えられます。
「他の商品との違いが分からない」という声があれば、選び方を説明する動画が役立つでしょう。
ここで意識したいのは、企業が言いたいことを一方的に並べないことです。
顧客が知りたい順番に情報を組み立てるようにしてください。
動画の冒頭で顧客の悩みを提示すると、内容への関心を持ってもらいやすくなります。
その後に解決方法を示すことで、商品の価値も伝わりやすくなります。
さらに、顧客本人の言葉を活用する方法もあります。
実際の感想を紹介すれば、企業からの説明とは違った伝わり方になるでしょう。
ただし、掲載する際は本人の許可を得ることが必要です。
顧客の声を活かす取り組みは、一度動画を作って終わりではありません。
公開後の反応も確認して、次の動画に反映させることが大切です。
視聴者がどこで離れたのかを確認すれば、説明の改善点を見つけられます。
コメントや問い合わせから、新しい悩みを発見することもできます。
私は、顧客の声を聞くことはマーケティングの基本であり、動画はその声を形にする手段だと考えます。
中小企業庁も、変化する環境の中で自社の状況を把握し、適切な対策を取る力が重要だと示しています。
顧客の声を集めることは、自社の状況を知ることにもつながります。
・顧客の悩みを集める
・声を動画の企画に変える
・顧客が知りたい順番で説明する
・公開後の反応を次の改善に使う
この流れを繰り返せば、動画は単なる宣伝ではなく、顧客との接点になります。
選ばれる企業は、自分たちの言葉だけで語る企業ではありません。
顧客の声を聞き、その声を商品や伝え方に反映し続ける企業です。
動画マーケティングでも、顧客の声を起点にする姿勢が成果を生み出す土台になるでしょう。
参考・引用元
中小企業庁「2025年版 中小企業白書 第1節 経営戦略」
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2025/chusho/b2_1_1.html
中小企業庁「2025年版 中小企業白書」
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2025/chusho/
経済産業省「2025年版中小企業白書・小規模企業白書が閣議決定されました」
https://www.meti.go.jp/press/2025/04/20250425001/20250425001.html